2004/05/06

エリック・サティのヴェクサシオン

ゴールデン・ウィークなので、初めて「トリビア」ってテレビ番組見てみました。荒俣宏が へぇ ってボタン押すやつ。

サティのヴェクサシオンがネタになってました。単純なテーマを840回繰り返し、全部演奏するのに18時間以上かかる曲。別にあれ、840回じゃなくてもいいんだよ。どうせ聴いてるほうだって何回目だろうが関係ないんだから。要するにいつ終わるともなく延々と続いているという実感ができればいいの。19世紀末に生きていたサティが、こうゆう曲がやがて一般の人々に当たり前に聴かれるようになる日が来ると本当に信じていたのかどうかはわからないけど、そうなる日は確実に近づいてると思うね。イーノがネロリみたいな曲を商品として実際に流通させ、Koan が技術的な問題(生身の演奏者は単調なくり返しに長時間耐えられない)を払拭してくれたわけだし。

そのへんのショッピング・センターの BGM としてそんな曲が流れるようになるまで、うーん、あと30年くらい?もっとかかるかな?

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